左官仕上げとエコロジーについて
- 2020.07.20
昨今、建築や建設業界において
「環境」に対する意識と取り組みが強まってきています。
次世代に受け継がれるときを考えると
環境負荷をできるかぎり軽減するために
一人一人が自覚をもって取り組まなければなりません。
左官の材料は、本来、「地産地消」の要素が強く
その土地で採れる土や砂、藁、竹などを材料に使用していました。
現在では、必ずしも地産地消とは言い切れませんが、
地場のものを積極的に使用していこうとする動きは、ふたたび広がりつつあります。
また、土壁は解体処理をするとき、小舞(こまい)から土の部分を取り出し
再度練り混ぜることで材料として再利用することができます。
他の建材とは異なって、このように土壁はリサイクルできる建材であるといえます。
※小舞・・竹を格子状に組み、藁縄やシュロなどで巻いたもの。
おもに外壁を土で塗る際に使用する伝統的な下地材のひとつ。
土壁は、再利用可能なだけではありません。
熱の吸収と放出を繰り返す性質があり、壁自体に熱を保つ機能があります。
そのため、夏は涼しく、冬は暖かく、室内温度を一定にキープすることができます。
近年の酷暑はエアコンに頼らざるを得ない状況が否めませんが
それでも使用頻度を少なくし、省エネルギーに貢献できると考えられています。
土壁は、厚く塗れば塗るほどに保温効果が高まります。
愛知県大府市にある「有限会社 三苫業務店」では
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未経験でも、やる気のある人は歓迎し、ていねいに指導いたします。
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